2018/12/10

【体操パワハラ】塚原夫婦復帰は宮川紗江選手のオリンピック出場に影響ある?

event_note12月 10, 2018 forumNo comments


こんにちは。

体操の宮川選手へのパワハラの疑いで停職していた塚原夫婦がパワハラ認定なしとなり、復職しますね。

宮川選手はパワハラを訴えていましたが、それが認められず精神的ショックという影響はあるでしょう。
しかし、この塚原夫婦が復帰したことでオリンピック選考で宮川紗江選手が不利になるようなことってあるのでしょうか?
よくわからなかったので調べてみました。

塚原夫婦から宮川紗江選手へのパワハラ

パワハラの内容とは

塚原夫婦の総代、監督を務める朝日生命へ宮川選手を引き抜こうとする。

しかし、宮川紗江選手は現在のコーチと練習を続けたいため拒否。

そのため、コーチと引き離し練習しない環境をつくろうとしたのです。

そのために塚原光男氏は

「(速見コーチに)暴力の話が出ている。認めないと厳しい状況になる。あのコーチはダメ。だからあなたは伸びない。私なら速見コーチの100倍教えられる」

と脅しています。

ちなみに暴力があったのは事実ですが、宮川選手としては気にしておらず、これからも一緒にやっていきたいと言っていました。

それだけではなく塚原千恵子氏からは、「(移籍を受け入れないのなら)五輪に出られなくなる」とも言われたそう。

塚原夫婦が停職から復帰

そんなパワハラを第三者機関が調査することになり、塚原光男、千恵子はともに体操協会の役職を停職しました。
しかし、調査の結果は「パワハラなし」

塚原夫婦は復職することになります。

第三者機関によると、まったく白というわけではありません。
それなのにそのまま復職はちょっとびっくりしました。

塚原夫婦復帰が宮川選手のオリンピック出場へ影響するか

塚原夫婦は宮川選手に対して「五輪に出られなくなる」といっているのですが、そのような力が塚原夫婦にあるのでしょうか?
一体どのような影響力がある立場なのでしょうか?

塚原夫婦の地位は権力がすごい

これが体操協会の組織図(抜粋)です。

塚原光男氏は体操協会の副会長。会長に次ぐ地位です。
塚原千恵子氏は体操協会の女子強化本部長です。

ちなみに体操協会ではオリンピックやその他の大会、そして強化選手の選考方法や選考基準を決めています。

女子強化本部長の千恵子氏も選考方法や基準を提案しています。

女子強化本部長の上にいるのは、専務理事、副会長、会長。
旦那の光男氏が副会長であり、協会で絶大な権力をもっています。
女子強化本部長である千恵子氏の意向が大きく反映されることは容易に想像できますね。

この協会で二人にさからってはやっていけないそうです。

そんな権力を使ったトラブルが過去にありました。
全日本体操選手権の審判を塚原夫婦の団体(朝日生命)所属で固めて、朝日生命に有利な判定を得られるようにした事もありました。選手が絶望して90人中55人が大会をボイコットしたそう。
すごい権力の濫用ですね。

ということで、かなりの体操会ではかなりの権力があります。

塚原夫婦から宮川紗江選手へあり得る圧力

新所属団体からの契約解除される可能性
宮川紗江選手はパワハラ騒動で以前に所属していた体操教室レインボーから契約解除されています。

おそらく、体操協会から何らかの圧力があったと考えるのが自然でしょう。
そうであれば、新しく所属する団体の徳洲会へも圧力をかける可能性はあります。

そして、徳洲会から練習場所を提供してもらえない…ということもなくはありません。

オリンピック選考で外される可能性
千恵子氏はオリンピックの選考にも深くかかわっています。
そのような人を敵に回せば、選考上不利になるのは目に見えています。

第三者機関の報告書を読むと、体操協会は規則というものが不明確なところが多い。
例えばこんな風にです。

女子体操強化本部は,本部長,副部長及びその他の本部員で構成される。ただし,女子体操強化本部
の組織,運営に関する規程・規則は存在せず,各年度の本部員数や体制については,強化本部長の判断に委ねられる。

もう、女子体操のルールは塚原千恵子といっているようなものですね。

まとめ

・塚原夫婦がオリンピック選考に深くかかわっているので、宮川選手がオリンピック選考で不利になる可能性はある。
・塚原夫婦が宮川選手の新所属団体へ圧力をかけて練習しにくい環境に追い込む可能性がある。

スポーツってさわやかなものなのに、どろどろしていてなんか悲しいですね。

0 comments:

コメントを投稿